昭和40年代の旧車を動態保存しているが、フロントウインドウを清掃していて、飛び石が原因らしい小傷が3ヵ所できているのを発見した。 検査員によっては車検を通してくれないかもしれない程度の微小な傷ではあるが、そうなったらガラスは廃番であろうし、厄介なことになる。 合わせガラスでなく、強化ガラスのせいかクラックが四方八方に広がってはおらず、3ヵ所ある傷の最も大きなもので1.5mm四方で深さ0.5mmくらいの抉れ傷、ほか2ヵ所はその半分くらいの規模(いずれも爪が引っ掛る状態)であった。 3ヵ所の傷は小さいとはいえ、運転席から視界に入るところだったので、近々の車検のことを考えて自分で直してみることにした。 アマゾンを検索してこの商品を取り寄せた。 商品が到着して開梱したが、他のレビュアーさんたちの指摘通り日本語マニュアルがない。最安値の出品より幾らか高い(たいした金額でないとはいえ)ことと、入荷が早そうなので(当地は積雪地なので、そろそろ施工が難しくなる)この出品者に注文したのに、これでは意味がない。 英文マニュアルも、老眼でよめないほど字が異常に小さい。 ルーペと英和辞典を手に30分かけて何とか解読したが、イマイチ要領を得ないところが残った。 小説ならともかく、このくらいの英文マニュアルなら読解できる英語力は備えているつもりだったが、自信をなくした。 アメリカ人の英語(特にマニュアル)は、非英語国民にも分かり易いことを多く経験しているが、このマニュアルはそうでもない。 某北東アジア人が書いたものかとも、推測した。 悩んでいるうちに、幸い、他の出品者の同じ商品のサイトに日本語マニュアルが載っていたので、モニターをルーペで拡大し、自分の訳と対照して、やっとわけがわかった。 [結果] 傷が微小だったためか、最初に試した傷(3ヵ所のうち最も大きな1.5mm四方・深さ0.5mmくらいの抉れ傷)でシリンジを用いてマニュアルどおり真空にしたり圧入したりしたところは、気泡が入り込んで却って仕上がりが悪かった。 マウントを強力両面テープでガラスに貼りつけた跡が残り、添付カミソリで両面テープの跡をこそげとるのも結構、難易度が高かった(カミソリで、ガラスを傷つけかねない)。 他の2ヵ所の小傷は、レジン液を一滴垂らして、小さく切った透明プラ板(3枚添付されている)で押